「心。」(稲盛和夫) 要点まとめ
- 2019/10/28
稲盛和夫(1932-)は京セラ・KDDIの創業者。日本航空名誉会長。
P24
新しき計画の成就は、ただ不屈不撓(ふとう)の一心にあり。さらばひたむきにただ想え、気高く、強く、一筋に。(中村天風)
P29
人生の目的とは、まず一つに心を高めること。いいかえれば魂を磨くことにほかなりません。そのためには、日々の仕事に真摯に取り組み、懸命に努力を重ねること。それによって心はおのずと研磨され、人格は高められて、より立派な魂へと成長を遂げる。
そしてもう一つ、人生の目的をあげるとすれば、人のため、世の中のために尽くすこと。すなわち「利他の心」で生きることです。
P57
私たちは心を磨くために、わざわざ座禅をしたり、山にこもったり滝に打たれたりする必要はありません。いま行っている仕事に全精力をかけて没入する。いまこの瞬間にど真剣に物事に取り組む。それこそが、何にも代えがたい精神修養ともなるのです。
P79
悪しき心をもつ人が現れたらどうするか。もっともよい方法はかかわりをもたずに離れていくことです。つきあって疑問を抱くようなことがあれば、何か理由をつけて会わないようにしたり、害を及ぼそうとするのであればきっぱり関係を絶ち、いっさいつきあいをしないことです。
よくないのは、そうした行為に対してこちらもあれこれと対策を講じ、相手をおとしめようと権謀術数をめぐらせること。そのような行為をしたとたん、自分の心も相手と同様に汚され、同じレベルにまで落ちていってしまいます。
P142
道を行う者はどうしても困難な苦しいことにあうものである。だから、どんなむずかしい局面にあっても、それが成功するか失敗するか、また自分が死ぬか生きるかなどには少しもこだわってはいけない。(西郷隆盛)
P180
心次第で人生は限りなく拓(ひら)けていく。宇宙はどんな人にでも、すばらしい人生が拓けることを保障している。だから、いまどんな境遇にあろうとも、心を明るく保ち、暗い気持ちをもったりマイナスな言葉を口にすることなく、すばらしい未来が訪れることを信じることだ。(中村天風)
P202
成功を手にできないでいる人たちは、自分の欲望をまったく犠牲にしていない人たちです。もし成功を願うならば、それ相当の自己犠牲を払わなくてはなりません。大きな成功を願うならば、大きな自己犠牲を、この上なく大きな成功を願うならば、この上なく大きな自己犠牲を払わなくてはならないのです。(ジェームズ・アレン)
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