ラマナ・マハルシとの対話 全3巻 まとめ
- 2020/01/27
■1巻
P48
質問者:修行者のために指導される食事とはどのようなものでしょうか?
マハルシ:決められた量の清らかな食事です。パン、フルーツ、野菜、ミルクなどです。
P59
心は本質的に落ち着きのないものです。落ち着きのなさからそれを解放しなさい。安らぎを与えなさい。気を散らすものを避けなさい。内側を見るよう訓練しなさい。そしてそれを習慣としなさい。外的な世界を無視し、心の平安を妨げるものを除くことで、そうすることができるようになります。外的な接触(自己以外の対象物との接触)が心を不安定にさせるのです。真我ではないものへの興味を失うことが第一段階です。そうすれば内観と集中の習慣がそれに続くでしょう。そして外的な感覚や内的な知的機能を制御することが、最終的にサマーディへと導くのです。
P133
行為者という感覚を手放しなさい。あなたは高次の力に操られているのである。その力を認めて自分自身を道具として差し出しなさい。真我に心をとどめ、行為者という感覚なしに、自然に行為しなさい。
P145
死者は実際幸せなのです。死者は嘆き悲しんだりしません。死者のために嘆くのは残された人たちです。人は眠りを恐れるでしょうか?それどころか、誰もが良い眠りを求め、誰もが目覚めとともに「私は幸せに眠った」と言います。眠りとは一時的な死であり、死とは長い眠りなのです。
P255
実現はすでにそこに在ります。想念から自由になった状態だけが真の境地であって、実現といったような行為はないのです。
P274
想念の源をたどりなさい。そうすれば、それらは消え去るでしょう。
P374
注意深く丹念に自分の仕事をすることは、神への最も偉大な奉仕なのです。
P379
平和は自然な状態です。本来の平和を妨げているのは心なのです。私たちがする探究は心の中だけで行われます。心を調べてみなさい。するとそれは消え去るでしょう。心と名づけられるような実体は存在しません。想念は立ち現れるため、私たちはそれが生じる元となる何かが存在すると推測し、それを心と呼ぶのです。心とは何なのかを見極めようとしたとき、そのようなものは存在しないことがわかります。心が消え去ったとき、平和は永遠に存在するものであることが見いだされるのです。自我、心、知性、それらはみな同じものです。
■2巻
P41
すべての想念は、根本的想念である「私」をとらえ続けることで、あるいは至高の力に自己を無条件に明け渡すことで、消滅させることができます。真我を実現するには、この二つの方法しかないのです。
P66
あなたの敵は渇望や熱情です。もしあなたが傷つけられたと感じたなら、その傷の原因を内面に探し求めなさい。それはあなたの外側にあるのではありません。外側の原因は単にあなたの心の投影でしかないのです。
P87
聖書は「静かに在りなさい。そして私は神だと知りなさい」と述べています。沈黙こそが、神である真我を実現するために必要な唯一の条件なのです。
P133
自分自身の面倒を見なさい。世界は世界でそれ自身の面倒を見させればいいのです。あなた自身の真我を見なさい。もしあなたが身体として在るなら、粗大な世界もそこに在るでしょう。もしあなたが霊性として在るなら、すべてが霊性の現れとなるのです。
P147
あなたが最も好む対象に集中しなさい。愛の対象にのみ向かっているときは、善い想念だけが意識界を制します。
P176
「この世に新しいものは何一つない」と言われるように、発明や発見と呼ばれるものは、考察していた物事に対する強い精神的傾向を備えた人による再発見にすぎないのです。天才と呼ばれる人たちは、過去世で努力を重ねて知識を得、それを精神的傾向として蓄積した人たちなのです。彼は現世において、自分が取り組んでいる主題に心が溶け入るまで集中します。その静寂の中で、それまで沈潜していたアイデアが湧き上がってくるのです。
P260
どれだけ無用な想念から自由になったか、どれほど一つの想念に集中できるようになったかが進展を測る目安となるのです。
P327
他者の中に過ちを見ることは自分自身の過ちです。自分自身の罪が外側に投影されているのに、そのことに無知である個人は、それを他者の上に押し重ねて見るのです。周りで起こっていることに影響されずにいなさい。あなたがどれだけ他者にアドバイスを与えようとも、その人は自分を正そうとはしないでしょう。あなた自身が正しくあればいいのです。そしてただ静かにしていなさい。あなたの言葉や行動よりも、静かにしているほうが影響力を持つのです。
■3巻
P14
心とは実際、想念の束にすぎません。どうして心を消し去ろうという考えや欲望で、心を消去できると言うのでしょう?心を用いて心を殺そうとするのは愚かなことです。心を消去する唯一の方法は、その源を見いだし、それをとらえることにあります。そうすれば、心はひとりでに消え去るでしょう。
P16
あなたは「私」という想念が湧き起こって来ることを知っています。その「私」という想念をつかまえなさい。そしてその源を見いだしなさい。
P110
世間の中で活動的に働きながらも無欲で、しかも自己の真の本性を見失わない人こそが真の人間なのです。
P117
内面にないものが外面に現れるということはありません。すべては心だからです。世界はあなたの外側にはないのです。
P123
神には神自身の計画があって、すべてはそれにしたがっているのです。誰も何が起こるかについて心配する必要などないのです。
P239
過去を想い出そうとしたり、未来について発見しようとしたりすることが何の役に立つと言うのでしょう?重要なのは現在だけです。現在に関わりなさい。そうすれば、それ以外のことはひとりでにおさまるでしょう。
P338
何であれ起こらない運命にあることは、いかにあなたが試みようとも起こらないでしょう。何であれ起こる運命にあることは、いかにあなたが避けようとしても起こるでしょう。
P403
世界は五つの感覚器官による知覚作用でできている。
感覚はその知覚作用を対象として感じ取る。
感覚を通して世界を知覚するのは心でしかない。
世界が心以外の何だと言うのか?
世界と心はともに現れ、ともに消え去る。
世界は心の光によって輝く。
世界と心がそこから現れ、そこへと消え去る源、
それは現れることも消え去ることもなく永遠に輝く。
それが実在である。
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