「世界最新の医療データが示す最強の食事術」
P13
現代人に絶対足りていない3つの栄養素があります。ビタミンD、マグネシウム、亜鉛です。
P101
入浴剤として「硫酸マグネシウム」を使うのも効果的です。「エプソムソルト」は、硫酸マグネシウムを主成分としています。これを湯船のお湯に溶かしてつかれば、海水浴と同様に、皮膚全体から体内の細胞にマグネシウムが取り込まれます。
P146
レシチンという脂質は細胞膜をつくるために欠かせません。卵は、毎日1個は食べたい素晴らしい健康食材です。
P160
ヨウ素は、足りなくてはいけないし、摂り過ぎてもいけない。味噌汁の具にワカメを用いるなどして、ほどほどに海藻類を摂取してください。
P168
空腹でいると、栄養が届かなくなった細胞が、細胞の中の大掃除を始めます。これを「オートファージー(自食)」と言います。掃除されるものは、細胞内の古くなった酵素や必要がなくなったタンパク質などで、いらないものを掃除するデトックス効果を発揮します。
P186
タバコや暴飲暴食、ストレスが体によくないということは、多くの人が知っているはずです。加えて運動を頑張り過ぎるのも逆効果なのです。
「食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術」
P41
血圧について結論からお伝えすると、上(収縮期血圧)が「年齢+90以下」であれば問題ないと私は考えています。例えば45歳なら135mmHg、50歳なら140mmHg、60歳なら150mmHgがボーダーライン。
血圧とは、全身へくまなく血液を送り、その機能と健康状態を保つための重要な働きです。そのため、薬を服用するなどして血圧を下げ過ぎてしまうと、脳内の血流を低下させることになります。
P52
「ビタミンD」の摂取が、うつ病をはじめとした精神疾患の予防・改善に有効ということも、多くの研究によって明らかにされています。
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「PH調整剤」「乳化剤」「リン酸塩」という名前で食品に添加されているリン酸ナトリウムは、90%近く吸収されてしまいます。つまり、加工食品のとり過ぎがリンの過剰摂取につながり、健康資産を脅かすことになります。
P100
自然薯(じねんじょ)や山芋、やまといも、里いも、菊いも、タロイモなど、粘り気のあるいも類には、性ホルモンの原料となるDHEAが多く含まれていることが分かっている。男性ホルモンの低下はメンタルや体力がダウンする原因にもなるので、定期的に摂取したい。
P108
「1ヵ月で10キロ痩せる」など、短期間で急激に体重を落とす過酷なダイエットはほぼ失敗することが多くの研究で分かっています。なぜなら、急激に体重を落とすと、脳は「生命の危機」であると判断し、エネルギー代謝を一気に下げて、取り込んだ栄養を危機に備えてため込むように体に働き掛けるため。すると、代謝が落ちて毎日のエネルギー消費量は激減し「太りやすく痩せにくい体」にセットされます。これが、急激に体重を落とすダイエットでリバウンドが起きる仕組みです。リバウンドを起こさないようにするためには、ひと月にせいぜい1~3kgの減量を実現する食習慣に変えることです。思い立ったときや、短期間だけの食事制限と運動では、逆効果。
P145
マグネシウムの補充には、クロロフィルを多く含む青菜や海藻類、木の実、砂糖の弊害を無視できるなら、カカオ豆から作られるチョコレート、コーヒー、大豆製品がよいでしょう。
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深い睡眠を導くための手段として「グリシン」をとる、という方法があります。コラーゲンの3分の1もグリシンから構成されています。また、抗酸化物質の「グルタチオン」や筋肉のエネルギー源となる「クレアチン」も、グリシンを材料としています。グリシンには、深部体温を低下させて入眠へ導く効果があることが報告されています。就寝前に摂取することで、睡眠の質をよくすることが期待できます。
グリシン
エプソムソルト
有機カカオ100% チョコチップ。バナナといっしょに食べるとおいしい。
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