「ビュイックドライバー」 まとめ
- 2012/11/21
「ビュイックドライバー」とはゲリー・ボーネル氏の自伝的小説の副題。
3部作になっていて「新次元の叡智」「アカシャ光の叡智」「アカシャ宇宙の叡智」がある。
全部で1685ページもある。
1巻目と2巻目ではゲリー氏が子どもの頃に霊的存在から学ぶ過程が描かれていて、霊的知識を学ぶという観点で読んでもいろいろ参考になる。
3巻目はゲリー氏が大人になってからの話で、特定の悪の存在の成り立ちと対決がメインで霊的知識的には役に立たない部分が多い。
以下は要点のまとめ。
1巻目
P211
裁き、あるいは批判は、分離、不完全性、虚空を生み出し、それが病気を創造する。光だけしか見ないことを選択してしまったとき、ともすると人々は、光のために闇を破壊しようと考えてしまう。でも、あらゆる瞬間に、常に、ちょうど充分な闇があり、ちょうど充分な光があるんだ。どちらも、お互いの存在を証明するために存在していると言っていい。闇がなければ光は存在しないし、光がなければ闇は存在しない。
P297
君から出たものは、必ず君のところに戻ってくる。必ずそうなるんだ。必ずしも同じ規模、同じ形で戻ってくるとは限らないが、そのエネルギーは、夜のあとに朝が来るのと同じ確かさで、必ず戻ってくる。
P547
環境はあなたを創らない。それはあなたの内側を見せてくれるだけ。
2巻目
P21
ほとんどの人間は、本当にほしいものを手に入れようとするよりも、正しくありたいと考える傾向にある。そうやって、人間社会が作り上げてきた善悪の固定観念に縛られつづけているんだね。それではいつになっても、"人間は環境の産物である"という誤った考え方から抜け出せない。この善悪の固定観念を放棄したときから、人間は"完全性"への道をひた走ることになる。
P126
自分以外の人たちのパーソナリティーを変えることは、不可能なこと。彼らのパーソナリティーは、彼らが身につけた生存のための手段なのだよ。もし君が、彼らに変わるよう求めたとしたら、それは、彼らに死ねと言うようなものなんだね。そんなことをするよりも、問題の個人に対する自分の反応が、過去の未解決の問題の影響で重くなりすぎていないかどうかを確かめることのほうが、ずっといい結果につながると思うよ。
P219
自分がほしいものを、ほかの何かをほしくないために求めることは、そのほしくないものを増幅するだけ。
P220
あなたは、善悪の固定観念に縛られているぶんだけ、過去を生きています。それをすべて手放し、自分が今、本当にほしがっているものを求めることです。
P255,P385,P273
選択肢は常に一つだけです。一つよりも多くの選択肢が存在するというのは、人間意識が創造した幻想です。
幻想の中に存在している者のすべてが、自由に選択を行えます。あなたのその権利を行使することです。
常に意識的に選択するよう努めることです。意識的な選択のすべてが、"唯一"の選択肢以外のものは選択しなくなることへとつながっています。
P276
自分がほしがっているものを、それはすでに自分のものであると知りながら、求めるのです。
P312
この者は死の仮面を投げ返しました。彼は長年にわたり、体中に激しい痛みを覚えてきましたが、今日のこの日、その痛みが癒されました。だから今、彼は祝っているのです。この個人は、苦しんできた痛みを神が癒してくれたものと結論づけています。そしてその理由は、単純に、自分が子どもを助けたからだと信じています。彼は今、残りの人生を子どもたちを助けるために生きようと心に決めています。この男が分ち合うであろう喜びから、多くの人々が恩恵を得るでしょう。彼は今、疲れを知らない神のしもべとしての、そして恵まれない子どもたちを守護する者としての、まったく新しい人生をスタートさせたのです。
3巻目
P314
ある者が、ほかの多くの者たちと結びつくと、その者は、全体のカルマを自分の中に取り込むことになる。君たちは、自分を指導する者たちの罪を自分の中に取り込むことになる。彼らの内なる葛藤が、君たちの内なる葛藤になる。彼らの堕落が、君たちの堕落になる。
P529
自分が他人に対して企んだことは、そのまま自分に戻ってくる。これが宇宙の法則である。
■あらすじ
以下ネタバレあり。
1巻目、2巻目(8歳~9歳頃の話)
・ゲリーの実の父は家を出て行って、母はアル中の男と再婚。
・ゲリーはその義父から小銭を盗んだり挑戦的な態度を取ってボコボコにされる。
・8歳頃に体外離脱がおき、その後、意識的に体外離脱をするようになる。
・弟が車にはねられた時にヒーリング能力が開花。
・体外離脱で病院にいる弟の様子を見に行っていたらイーライという名前の霊的存在と出会う。
・イーライからヒーリング方法やアカシックレコードの読み取り方法を習う。
・実の父に手紙をテレポートして送る。(住所が分かったなら郵送すればいいと思うが)
・9歳頃に酔った義父をボコボコにする。
3巻目(大人になってからの話)
・子ども時代に作った葛藤を解消するため故郷に戻る。
・そこで過去世で殺し合ってきた因縁の存在と出会う。
・その存在はヒトラーなどのナチス高官の意識体を取り込んだ複合意識体で世界の支配をもくろんでいた。そのためにはゲリーの肉体をのっとる必要があった。
・ゲリーは過去の葛藤を解消するため、その存在と対峙し、その存在とその存在に取り込まれていた意識体を解放した。
3巻目、登場人物
ルディフ・ジマーマン・・・人間。エッカートのトライアードとダイアードが入っている。本人のダイアードはべス・エル・グルーアンに取り込まれている。
べス・エル・グルーアン・・・オオカミのダイアードから独自の進化を遂げて人間として生まれられるようになったダイアード。ヒトラー等のナチス高官のダイアードを取り込んでいる。
ディートリヒ・エッカート・・・故人。トライアードがシム・ザー・エルという名前で、死んだ後もダイアードを解放せずに取り込んで、その後ジマーマンに乗り移った。
3巻目の内容については著者のあとがきが分かりやすいので↓に引用した。
私が本書『アカシャ宇宙の叡智』を書いた目的の一つは、純粋な"悪"がこの世界において、どのようにして創造され、持続的なパワーとしてどのように機能しつづけてきたかに関する、おそらく未だかつて議論されたことのない、斬新な見解を提供することにありました。それらの意識体たちは、人類にひどい災いをもたらしたり修復不可能な損害を与えたりすることを、躊躇なく行うことができますし、実際にそれをくり返し行っています。私はこの生涯で、長いあいだ人類を悩ましつづけてきた、ある特定の悪に立ち向かい、それを鎮圧するよう運命づけられていました。そしてついに、個人的な生存を顧みずに自らを与えてくれた人々の助けを得て、どうにかその使命を全うできたようです。
■補足
ダイアードとトライアードについて「超入門アカシックレコード」から引用
P85
私たちはふたつの存在から成っています。「魂」と「身体感覚意識」です。アカシャでは、それぞれ魂をトライアード、身体感覚意識をダイアードと呼んでいます。身体感覚意識という言葉はなじみがないかと思います。身体感覚意識とは、私たちの肉体を作っているエネルギーで、それは、肉体がなくなったあとも継続して存在し、同じ家系の中で転生します。人間としての私たちの50パーセントは身体感覚意識のエネルギーなのです。
魂としての私たちは、「はじまりの瞬間」にそれぞれがユニークな意識の表現体として創造されました。みんな同じ瞬間に、ユニークで決して改変できない存在として創造されたのです。創造された瞬間から全体であり、完成された存在であり、より高次元へは進化しません。
これに対して身体感覚意識は、不変ではなく進化する存在です。身体感覚意識は、潜在意識とも呼ばれ、初めて物質が地球に生まれてからの何億年もの記憶や知識が入っていますから、深遠かつ広大です。この身体感覚意識は死後、魂から分かれて、感覚意識体として継続し、新しい肉体をつくって転生を継続していきます。誕生のときは、すでに身体感覚意識の入った肉体に魂がおりてきます。
アセンションについて「超入門アカシックレコード」から引用
P156
トライアードの魂は身体感覚意識(ダイアード)をアセンションさせて、ダイアードソウルにします。このアセンションしたダイアードソウルは、女性を妊娠させて肉体をつくり、魂として宿ります。さらに、このダイアードソウルが、新しい肉体のダイアードをアセンションさせると、完了という形になります。
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