エックハルト・トール 全3冊 まとめ
- 2014/04/12

エックハルト・トールとは現代の覚者。
以下は主な著書のまとめ。
「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」(この本の要約版が右の2冊)
P31
ぶつぶつとひとり言をつぶやきつづける人に、道で出くわしたことがありませんか?実を言うと、わたしたちのおこなっている頭の中の会話も、これと大差ありません。実際に声に出すかどうかの違いだけなのです。
P33
思考を客観的にながめていると、その行為をしている「ほんとうの自分」の存在に気づきます。
P36
ほとんどの人の思考活動は80~90パーセントが堂々めぐりかムダなだけでなく、ネガティブな性質のために、むしろ有害でさえあるのです。これは深刻な「生命エネルギー流出」の原因にもなります。
P107
自分の思考と感情を観察することを習慣にしましょう。
P113
声に出す出さないは別として、自分がふだん文句を言っていないかチェックしてみましょう。出来事や誰かの言動について、または環境、境遇、天気について、ぐちをこぼしていませんか?なんであれ文句を言うということは必ず「すでにそうであるもの」を拒否していることを意味します。それはひとつの例外もなくネガティブエネルギーを発しています。
「世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え」
P38
心に浮かぶ思考を、あまり真剣に受け止めないことです。
P206
出来事は人を不幸にすることはできません。人間を不幸にしているのは、自分自身の思考なのです。あなたを不幸にしているのは、出来事に対するあなたの「解釈」、あなたが自分に話し聞かせている「わたしの物語」なのです。
P210
苦しみは、状況に対して、頭のなかで「好ましくない」「不愉快」など、なんらかのレッテルを貼ると同時に作動します。
「ニュー・アース」
P57
欲望は構造的なものだから、精神的な構造が変わらない限り、内容がどうであろうと永続的な満足はあり得ない。
何をもっていようと、何を手に入れようと幸せにはなれない。いつももっと満足できそうな他の何かを、不完全な自分を完全だと思わせ内部の欠落感を満たしてくれるはずの何かを、探し求めずにはいられない。
P73
何かに不満をもったとき、頭のなかの声を把握できるかどうか、つまりその正体に気づけるかどうか、試してごらんになるといい。それはエゴの声、条件づけられた心のパターン、思考でしかない。その声に気づけば、同時に自分はその声とは違うこと、その声に気づいているのが自分である事がわかるだろう。
P77
怨恨を捨てようとしてはいけない。怨恨を捨てようとかゆるそうとしてもうまくいかない。怨恨はまがいものの自己意識を強化してエゴを温存する以外何の役にも立たないと気づいたとき、自然にゆるすことができる。
P78
自分が正しいという思いほど、エゴを強化するものはない。正しいというのは、ある精神的な立場(視点、見解、判断、物語)と自分を同一化することだ。自分が正しいなら、間違っていると判断される人や状況に対して、自分が倫理的に優越していると思うことができる。その意味でエゴは優越感を欲し、優越感を通じて自らを強化する。
P86
「悪を退治する」のが自分の使命だと考えないように気をつけたほうがいい。何を相手に戦っても、戦えば相手はますます強くなるし、あなたが抵抗するものはしつこく存在し続ける。
闘いは心の癖で、そういう癖から生じる行動はすべて、悪と想定される敵をかえって強くするし、たとえ闘いに勝っても打ち負かした敵と同じような、それどころかもっと手ごわい新しい敵、新しい悪を生み出す。
P110
おとなの大半は人生のどこかで親という役割を担う。ここで大事なのは、親という機能に自分を同一化して役割になりきってしまわずに、その機能を充分に果たすことができるかどうかである。親であることがアイデンティティになってしまうと、自分を見失う。アイデンティティになってしまった役割演技は、その機能が必要とされなくなったあとまで引きずられる。そうなると子どもが成人したあとも、親は親であることを諦められない。子どもに必要とされたいというニーズを手放せないのだ。なおも親という役割を強迫的に演じ続けるから、真正な人間関係は築けない。表面的には子どものことを心配しているように見えるし、当人もそう信じているが、実は自分の役割=アイデンティティを維持したいだけなのだ。
P157
ネガティブな感情が湧いたときには、きちんと向き合い、受け入れ、そして手放すという作業がなされないと痛みを残す。その痛みが積み重なり、身体の全細胞で活動するエネルギー場をつくりあげる。ほとんどすべての人がもっている古くからの、しかしいまも生き生きと息づいているこの感情のエネルギー場、それがペインボディである。
P186
子どもがペインボディの襲撃を受けているあいだは、感情的な反応に引きずり込まれないようにする以外、できることはあまりない。欲求が満たされないことがペインボディの引き金になった場合には、要求に負けてはいけない。そうしないと子どもは、「自分が不幸になればなるほど、欲しいものが手に入る」ことを学習する。これはのちの人生の機能不全につながる。あなたが反応しないと、子どものペインボディは苛立ち、しばらくはさらに激化するかもしれないが、やがては収まる。
P263
呼吸を観察してみよう。呼吸を感じてみる。空気が動いて身体のなかに入っていくのを感じる。息を吸ったり吐いたりするたびに、胸と腹がわずかに広がったり収縮したりするのを感じる。一つの呼吸を観察するだけでも、それまでは途切れない思考が続いていたところに空間ができる。これは人生に空間をつくるすばらしい方法だ。
P273
人々が無意識に形への同一化を強化しようとするやり方がある。充分に目覚めていれば、こういう無意識のパターンを自分自身のなかに発見できるだろう。
・聞かれもしないのに、また状況に変化を起こすこともできないのに、意見を述べること。
・他者そのものよりも、その他者に自分がどう見られているかを気にすること、つまり他者を自分のエゴの投影先、あるいは強化策として使うこと。
・所有物や知識、容貌、地位、肉体的力などによって他者に感銘を与えようとすること。
・心のなかで、あるいは口に出して無駄な不満を並べて、自分が正しくて相手が間違っていると決めつけること。
・注目されたい、重要人物だと思われたいと考えること。
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