「愛すること、生きること」 まとめ
- 2014/04/20
M.スコット・ペック(1936-2005)とはアメリカの精神科医。
内容は主に精神的成長について書かれている。
以下は要点のまとめ。
P14
いったん人生が困難なものであると知るならば、人生はもはや困難ではない。いったん受け入れられれば、人生が困難という事実は問題ではなくなるのである。たいていの人たちは、たえず自分の問題が大きすぎると嘆いている。まるで、人生はらくであるべきだと言うように。
P29
問題がひとりでに消えることはない。問題は解決されるか、そのまま残って永遠に精神的成長を阻み続けるかのどちらかである。「これは自分の問題であり、解決のいかんはすべて自分にかかっている」と言ってこそ問題は解決できる。しかしあまりにも多くの人々が、「この問題は他人によって、あるいは自分ではどうしようもない社会的環境によって生じたのだから、解決の責任は他人ないし社会にある。だから私の責任ではない」と言って、問題にともなう苦しみを回避しようとする。
P84
愛とは、自分自身あるいは他者の精神的成長を培うために、自己を広げようとする意志である。
P87
愛にまつわる誤解のなかでもっとも影響力が強く、広く信じられているのが、「恋する」ことは愛であり、少なくとも愛のひとつのかたちだ、という信念である。意識的か無意識的かはともかく、性的に動機づけられてはじめてわれわれは恋に落ちる。どんなに激しい恋に落ちても、関係が長びくうちに冷めてしまう。うっとりするような愛しい感情はそのうち消える。
P108
よい結婚とは強い自立した人のあいだにしか存在しない。依存的な人々は、おのれを養うことにしか関心がない。成長しようとは思わない。さらに他者、すなわち自分が依存している人の精神的成長にも関心がない。その人が自分を満足させてくれるかどうかだけを気にしている。
P124
愛を愛の感情と混同する傾向が広まっているので、さまざまなかたちの自己欺瞞が起こる。子どもをないがしろにしている人に限って、自分をとても愛情深い親と思っている。本当の愛は、一時的な愛の感情を超越した意志の行為だから、「愛はその為すところのものである」という言葉が正しいのである。
P262
解釈できる夢は必ず夢見手に有益な情報を与える。落とし穴について警告したり、必要な情報をもたらしたり、どうしてよいのかわからぬときに指針を与えたりする。
P265
敵意や性的感情をもつことが問題なのではない。これらの感情に直面しそれに対処する苦しみに耐えるのをいやがること、そしてそれらを目のつかないところに追いやろうとすること、が問題なのである。
P301
心の病は個人の意識的な意志が、神の意志、その人自身の無意識の意志から大きくずれているから生じるのである。症状は病というよりも、自己探索ないし修復を始めるようにという無意識からのメッセージなのである。
恋愛感情の元になっているのは愛ではなく主に性欲と孤独感(同性に恋をしないのは、恋に性欲が不可欠だから)。デートをしたいという気持ちから出たなら娯楽の不足も考えられる。
この3つ(性欲・孤独感・娯楽の不足)を解消する事で恋愛で悩む事はほとんどなくなる。
主な解消法
・性欲・・・自分の性的嗜好に合ったエロビデオを見る。オナホール・バイブなどを使う。風俗に行く。普通に恋愛して解消する。など
・孤独感・・・砂糖を摂るのをやめる。風俗などでスキンシップをする。
・娯楽の不足・・・自分が最も楽しめるものを毎日のスケジュールに組み込む。自分の場合は夕食後に海外ドラマを2話(1.5時間)見ている。腕振り運動をしながら見ると運動にもなって効果的。
■関連書籍
「愛と心理療法」は「愛すること、生きること」の旧版で、4章が要約で50ページ少ない。
「平気でうそをつく人たち」 まとめはこちら
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