「I AM THAT ニサルガダッタ・マハラジとの対話」 まとめ
- 2014/05/05
ニサルガダッタ・マハラジ(1897-1981)とはインドの覚者。意識レベル720。
以下は要点のまとめ。
P40
「私は在る」という想念以外のすべての想念を拒絶しなさい。
P46
質問者:欲望を満たしたいのです。どうすればいいでしょうか?
マハラジ:何とかして欲望を満たせるよう努めるしかない。エネルギーを注いで、結果を待ちなさい。あなたの欲望が明確でなく、強くもなければ、それは形をなさない。欲望を達成できるのは、それを本当に強く、しかも長期にわたって望んだときだけだ。
P72
真剣さが進歩の度合いを決定する鍵だ。
P87
欲望とはマインドのなかの波にすぎない。欲望からの自由とは、それを満たさなければという強迫観念が不在だということだ。
P148
身体を超えていくためには健康でなければならない。マインドを超えるにはマインドに完全な秩序をもたらさなければならない。混乱を残してマインドを超えていくことはできない。「自分の問題は自分で片づけなさい」は普遍の法則だ。
P163
与える価値のある唯一の助けとは、さらなる助けの必要性からの自由にある。繰り返される援助は、まったく助けになっていない。
P166
あなたの内なる真我が最も偉大なグルだ。彼だけがあなたを導くことができる。障害や遅れをつくり出すことを何もしてはならない。後悔することにエネルギーと時間を浪費してはならない。過ちから学び、それらを繰り返してはならない。
P215
あなたのマインドを使うことをやめ、何が起こるか見てみなさい。これだけを徹底してやりなさい。
内面を見なさい。すべての師たちが言えることはこれだけだ。
P219
全身全霊で行きなさい。疑いやためらいに時間を費やしてはならない。
P229
質問者:禁欲とは何でしょうか?
マハラジ:不必要なことを避けることが禁欲だ。つねにものごとを制御することが禁欲だ。欲望自体は何も悪いものではない。それは生命そのもの、知識と体験のなかに成長しようとする衝動なのだ。
P242
質問者:瞑想とは何でしょうか?
マハラジ:実在の探究者にはただひとつの瞑想があるだけだ。思考が起こるにまかせ、それらを見ることだ。その観察自体がマインドをゆっくりさせ、完全に止まらせる。
P260
いかなる特定の思考もマインドの自然な状態ではない。ただ、沈黙だけが自然な状態だ。
P301
あらゆる状況は正しい反応を要求してくる挑戦なのだ。反応が正しいとき、挑戦はかなえられ問題は消える。反応を誤ったとき、挑戦はかなわず問題は未解決のまま残る。あなたの未解決の問題が、あなたのカルマを構成しているのだ。それらを正しく解決し、自由になりなさい。
P324
ほんの一瞬でさえ、自分が身体だと考えてはならない。
P348
あなたは誰なのか?言葉で表せるもっとも近い表現は「私は知覚を可能にし、体験者とその体験を超えた生命だ」と言えよう。
つねに、「私はマインドでも、その考えでもない」ということを覚えておきなさい。
P351
質問者:霊的な成就のために、私が行くべき場所はありますか?
マハラジ:唯一、正しい場所は内側だ。外側の世界は、助けにもならなければ妨げにもならない。どのような体系的方法も、どのような行動様式も、あなたを目的地へ連れていきはしない。
P357
あなたがもっているあなた自身のイメージは記憶によってつくられた、まったく偶然の産物なのだ。あなた自身を個人だと考えることを拒絶しなさい。
マインドとはそれが考えていることなのだ。マインドを真実にするために、真実を考えなさい。
実際には、知覚だけがある。知覚する者と知覚されるものは観念であり、知覚しているという事実が現実のものだ。
絶対なるものは知覚の誕生する場所だ。それが知覚を可能にするのだ。
P371
知覚できるものは何ひとつ実在ではない。
P493
利己主義が苦しみの原因なのだ。ほかの原因はない。
P495
「私は身体だ」という観念を超えていきなさい。そうすれば、あなたは時間と空間があなたのなかにあり、あなたが時間と空間のなかに在るのではないことを見いだすだろう。
P502
あなたが何をするかではなく、何をすることをやめたかが重要なのだ。
P503
あなたはマインドのなかで知覚する世界の一部分としての個人をあなた自身だと想像していることを理解しなさい。そしてマインドを外側から見てみなさい。なぜなら、あなたはマインドではないのだから。結局、あなたの唯一の問題とは、何であれあなたが知覚するものと、熱心に自己同一化することなのだ。この習慣を捨てなさい。あなたはあなたが知覚するものではないのだ。この世界にあなた自身のものと呼べるものは何もない。
P515
質問者:苦行や禁欲主義は役に立つのでしょうか?
マハラジ:人生のあらゆる浮き沈みにであうことは充分な苦行だ!苦難を発明する必要などない。何であれ、人生がもたらすものを明るく受け入れていくことが、あなたに必要な苦行のすべてだ。
P516
あなたには、いつもあなた自身の自己という仲間がいる。孤独を感じる必要はない。
P529
内なる導き手だけを受け入れなさい。そしてすべての記憶を捨て去りなさい。なぜなら、それらはあなたを惑わせるからだ。外側から来るものには何の価値もないのだ。聞いたり読んだりした言葉はマインドのなかにイメージをつくり出すだけだ。だが、あなたは精神的イメージではない。あなたはイメージの背後とその彼方にある行為と知覚を可能にする力なのだ。
P537
何であれ描写できるものはあなた自身ではありえない。そしてあなたで在るものを描写することはできないのだ。あなたは自己定義や自己描写を試みることなしに、あなた自身で在ることによってだけ、自己を知ることができるのだ。あなたが知覚可能、想像可能なものは何ひとつあなたではありえず、何であれ、意識の領域に現れるものは自己ではない。
P543
人生には苦しみを避けることのできない状況がある。そしてあなたはそれを乗り越えていかなければならないのだ。あなたはそれらから、ひとつの教訓を学ばなければならない。そうすることで、ふたたび繰り返すことのないように。
P545
あなただと思いこんでいるあなたを見てみなさい。そして、あなたはあなたが見ているものではないことを覚えておきなさい。「これは私ではない。私は誰か?」が自己探求の動きなのだ。解放へのほかの手段というものはない。すべての手段は延期を意味するのだ。あなたではないものを断固として拒絶しなさい。真の自己が荘厳なる無のなかに現れるまで。それは、「何ものでもないもの」なのだ。
P546
質問者:禁欲はヨーガに必要不可欠なものでしょうか?
マハラジ:抑制と抑圧の人生はヨーガではない。マインドは欲望から解き放たれ、リラックスしていなければならないのだ。注意を払うことによって、あなたの問題に完全に気づいていなさい。それをすべての角度から見つめなさい。それがあなたの人生にどう影響を与えるのか見守りなさい。そして、放っておくがいい。
覚者から見た世界の構造(真我だけがある。自分=真我。)

一般的な世界の構造(物質世界の中に自分がいる。自分=身体+マインド。)

この世界で確実に言える事は「自分が存在している」という事と「知覚がある」という事だけ。この世界が存在しているという証拠は何もないし、夢と同じ位の信憑性しかない。夢を見ている間は目が覚めるまでその世界が存在すると信じているし、現実が夢と違うのは生まれてからずっと続いていて一度も目が覚めていないという点だけ。突然目が覚めて「何だ夢か」と気付いてもおかしくはない。
- 関連記事
-
- 人類史上最高の書「わたし 真実と主観性」が復刊!
- 引き寄せの法則(アトキンソン版)全12冊 まとめ
- 引き寄せの法則(マイケル・J・ロオジエ版)まとめ
- 引き寄せの法則(ウォレス・ワトルズ版)全2冊 まとめ
- 「ザ・シークレット&パワー&マジック」 まとめ
- 引き寄せの法則(エイブラハム版) 全8冊 まとめ
- エックハルト・トールDVD 全3巻 まとめ
- 「I AM THAT ニサルガダッタ・マハラジとの対話」 まとめ
- 「平気でうそをつく人たち」 まとめ
- 「愛すること、生きること」 まとめ
- エックハルト・トール 全3冊 まとめ
- セドナメソッド まとめ
- ディーパック・チョプラ 代表作5冊 まとめ
- 「悪魔を出し抜け」まとめ
- 「シャドウ・エフェクト」まとめ