ポール・ブラントン 全2冊 まとめ
- 2018/04/15

ポール・ブラントン(1898-1981)とは真の賢者を求めてインドを旅してラマナ・マハルシを見出したイギリス人。
要点まとめ
「真の自己責任と自己実現の教えとしての新カルマ論」
P17
あらゆる行為は反射してその行為者に戻され、あらゆる思考は反射してその源に戻っていく。
P51
罰は当人に悪いことをしてしまったと認識させ、性格を浄化する。人間の冷酷、プライド、強欲が弱められるのは苦痛によってである。それらが単なる言葉によって矯正されることは滅多にない。
P113
あなたがどこに行こうと、あなたは依然としてあなた自身の精神、心、性格を引きずっていく。それらがあなたのトラブルの真の創り手なのである。あなたが自分の内面生活、すなわちあなた自身を変え始めないかぎり、外部のいかなるものもあなたのトラブルを変えることはないであろう。
P116
もしあなたが誰かに対して苦情を持っていたり、あるいは誰かに対して怒り、怨恨あるいは憎悪の感情を抱いているのに気づいたら、イエスの忠告に従い、怒りを翌日まで持ち越さないようにすること。これは次のことを意味する。すなわち、(1)あなたは、その人が表現していることはその人自身の長い経験と人生についての個人的な考えの結果であり、それゆえ彼は自分自身の過去の犠牲者であって、より良い行動をしないのは、単により良い行動の仕方を知らないからだということを悟らなければならない。(2)次に、悪いことをすると、それがどんなことであれ、すべてカルマの報いとして自動的に罰せられるということを理解しなければならない。したがって、その人を咎めたり、罰したりすることはあなたの仕事ではなく、あなたは超然として、カルマがその人のことを引き受け、処理するのを見守ればいいのである。
あなたは、自分の意識を他の人々の悪、悪行、弱さ、あるいは過ちの上に置くようにし、それらがあなた自身の意識の中に入らないように気をつけなければならない。もしそれらがあなたの中に否定的反応を誘発するのを許してしまえば、それらはいやおうなしにあなたの意識に入り込んでしまうのである。そのような雑草が生えたら、ただちにそれらをあなたの感情生活から根絶やしにすべく努め、さらにその努力を絶えず怠らないようにすべきである。
あなたは他人の不完全さや欠点に注意するのをやめ、それらのことで決して彼らを咎めてはならない。あなたは、他人から特に彼らを調べるよう求められないかぎり、批判的凝視をあなた自身だけに向け、それによってあなた自身を改善し、矯正して、誤りを正すようにしなければならない。
カルマは結局は適切な正義をもたらすべく働くと信じ、それゆえ受け身になってその働きに頼り、たとえば攻撃的な悪行から目をそらし、それに対して何もしないようではならない。カルマによって意図された教育的効果に協力し、直観的な働きと手を合わせ、それによって実際にカルマの反応を引き起こすのに手を貸すよう求められたら、それを避けてはならない。
最悪の精神的カルマは憎悪によって創り上げられる。もし充分に激しく、充分に長く持続されれば、憎悪は、肉体を蝕む破壊的な病気を引き起こすであろう。
P156
事態を改めるために最善を尽し、それから結果を運命と超自己に委ねなさい。
「秘められたインド―賢者たちとの出会いの記録」
P109、肩立ちのポーズ
この姿勢により数分間、血液がそれ自身の重みによって脳の方に流れくだるように導かれます。通常の姿勢では、血液は心臓のポンプの働きによって上方に押し上げられなければなりません。これら二つの違いは、この姿勢が脳や神経に与えるさわやかな効果によって明らかです。思索する人びとや学究者など、脳を使って仕事をする人びとは、頭がくたびれたとき、この行法を静かにおこなうと速やかに疲労が回復します。それが唯一の利点ではありません。それは性器官も強化します。
P118
自然は人間ひとりひとりに21600ずつの呼吸律動を分配し、ひとは、昼も夜も、日の出から次の日の出まで、その割り当てを使っています。速く、騒がしく、乱れた呼吸はこの割り当てを超え、従ってその人の寿命を縮めます。緩く、深く、静かな呼吸はこの許容量を節約し、従って寿命を延ばします。(1日は86400秒。4秒に1回呼吸で21600回)
P301
あらゆる人が磁気的な影響力を放射しているのです。食事を用意する調理者は食事の中に彼女の影響力を投入します。人格の低い調理者はそうして悪い磁気で食物を汚しその汚れはそれを食べた人の内部に入っていくのです。
P322
あらゆる部屋、あらゆる椅子さえも、それを使ってきた人の、目に見えない影響を発散しているのです。その域内に入ってくる者はすべて、必ず影響を受けるのです。
P413
「私は誰か?」という探求を冷酷に遂行せよ。全人格を分析せよ。私意識がどこから始まるのか、見い出すよう努めよ。瞑想をつづけよ。絶えず注意を内に向けよ。ある日思考の車輪が回転をゆるめ、直観が神秘的な形で生じてくるだろう。その直感に従え。思考をとめよ。それがついにゴールに導いていくだろう。
P427
思いをその起源までたどれ。本当の自己が自らをあらわすのを見まもれ。そのとき、思いはおのずから消えるだろう。
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